京都のオーディオの先達たちより、JBLのフラッグシップスピーカー K2 S9800とEVEREST DD66000の比較試聴会をやらないかとうれしいお誘いに、オーディオビジュアル仲間4人とで京都までオーディオ巡礼に出かけてきた。
こんな貴重な体験、なかなかお願いしたって出来るもんじゃない。
前日に試聴用のCDを用意したのだが、深夜で試聴できず、とりあえず、ヘビーローテーションをひとやま、試聴会用のCDをひとつかみと、タワーレコードの袋がパンパンになるほど持ってきた。
試聴会は昼過ぎから。
すでに、機材は暖まっている。
CDプレーヤー:マランツ初期型のスペシャルチューニングモデル
プリアンプ:MLAS No.26L
パワーアンプ:VIOLA BRAVO
まずはK2 S9500。
もう20年も前のモデルだが、ウーファーはエッジとコーンを張り直し、ピカピカ状態。カラーリングも当時としてはとても珍しかったメイプル仕上げ。
早速、素のS9500の状態で聞かせていただく。アクリルホーンを上下にサンドイッチしたダブルウーファー構成は、自分にはどうにも相性が良くない。
何曲か聴かせていただくも、のどに骨が刺さったような感じで、うまくコメントできない。
ただなんとなく肌に合わないということだけは、感じているのだけど。
ここで、なんと隠し玉、登場。
Goldmundのモノラルアンプ(先達曰く、絶頂期の頃のアンプ)に繋いでみたら、あら不思議。特に気になっていた低域のあいまいさも改善し、ドラムやベースが明確に。中高域も声やピアノの情報量が上がったような。パワーアンプだけで、こんなに変わるものかと唖然。さすが最盛期のパワーアンプと勉強させていただきました。
続いては、上部のウーファーを取り外して、ダブルウーファーのS9500をシングルウーファーのS7500に仕様変更。
やっぱりシングルウーファーの音。これには自分も思わずにんまり。マッシブな音が好きな人ならダブルウーファーなんだろうけど、まったく先達はシングルウーファーのサウンドが、僕のツボだということをよく存じてらっしゃるようで、、。
畳みかけるように、今度はGEMのツィーターの出番。02年に亡くなったオーディオビジュアル評論家の朝沼さんもK2 S7500にGEMのツィーターを使用されていたっけ(L、Rに各2個スタックで使用)。
ツィーターの追加くらいで完成品のスピーカーがそう変わってしまうわけないでしょと高をくくってたのに、ホント吃驚。いやはや、にわかに信じられない。クロスは20kHzとホーンの帯域を邪魔しない程度なのにもかかわらず。ピアノ、シンバルの実在感、まるで別のスピーカーだよこれは。それに低域までより伸びて聞こえるってどういうこと?
GEMは衝撃的な登場だった。
持ってきたビル・エヴァンス、綾戸智恵、Capsule、鬼束ちひろ、オーネット・コールマン、石川さゆりなどなど堪能させていただいたが、GEMツィーター+JBL K2 S7500+Goldmundパワーアンプで聴いた音は、僕のストライクゾーンど真ん中。
まったく先達・師匠というヒトは、どの世界でも恐ろしいヒトたちである。きっとお尻から黒い尻尾が生えているに違いない(笑)
その後は、Altecのウーファーを使った自作スピーカーの試聴(ビンテージオーディオマニアのハマーンさん向け)、大トリのJBL EVEREST DD66000の試聴は(クラシックマニアに成長していたごまさん向け)とそれぞれ悩ましい囁きを聴かされて試聴会はお開きとなった。
JBL EVERESTは余裕綽々という感じで隙がない。現在、最高のスピーカーだと思う。さすがにこれを鳴らすには、しっかりした試聴環境は絶対必要。部屋を先に用意しておかないと永遠に鳴らない気がしている。
夢のEVERESTだなあ。
京都にて、とりあえず僕の初夢はもう決まってしまった。
GEMのツィーターを買おう。
明日明けたら、懇意にオーディオショップの方に早速、出物があったら連絡もらえるようお願いしておくつもり。
すばらしい機会を作ってくれた先達たちに、本当に感謝してます。かなり刺激を受けました。僕らもこれから精進しますので、またご教示のほど、よろしくお願いします。
左:JBL S7500+GEMツイーター。右:S9500(リア側)と私。意外と小さく感じるのはEVERESTや自宅のGeorgianを見てるせい?
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